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セミナー

総括セミナー2009-2010

ITとあらたなビジネスモデル

当日の様子

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    当日の様子

2009年秋より全4回開催した「イノベーションワークショップ2009-2010」のまとめとして、総括セミナーを開催しました。
第1部の特別講演では次世代リーダーへのメッセージをいただき、第2部ではいま新たなビジネスメカニズムで成功を収めている楽天オークション様とアマゾン様をパネリストに迎え、産業構造を変革させた原動力や既存産業への影響などをディスカッションしました。

【開催概要】

日時
2010年5月25日(火)16:00~19:00
会場
マンダリンオリエンタル東京(東京都中央区)
参加者
FIF会員を中心に約100名
プログラム
 
 第1部
特別講演
アサヒビール株式会社 相談役(前代表取締役会長 兼 CEO) 池田弘一様
 第2部
パネルディスカッション「新たなビジネスメカニズムとプラットフォーム」
コーディネータ
サイバー大学IT総合学部 教授 前川徹様
パネリスト
早稲田大学ビジネススクール 教授 根来龍之様
アマゾンジャパン株式会社 渉外本部本部長 渡辺弘美様
楽天オークション株式会社 代表取締役社長 舟木徹様
パネルディスカッション概要
成功の法則とは?
舟木:スタートから3期で黒字転換した。最大の要因は取引が多くなったことだが、取引の仲介にしっかり入って問題の解決にあたること、単なる引き合わせではないことがコアコンピタンスである。
渡辺:ビジョンはいたってシンプルである。地球上で最もお客様を大事にすることと最も品揃えを増やすことだ。品揃えが増えればお客様の満足度が上がりまた来ていただける。そうすれば売り手が増え、品揃えがさらに増えるというサイクルにつながる。さらに品物の価格が下がれば、サイクルが加速化する。このような良い循環をつくっていくことが大切だ。
根来:オークションは先発のヤフオクが大きいシェアを持つが、この種のビジネスは最初に強いとますます強くなる(WTA=Winner Takes All)傾向が強い。リーダー企業はWTAの追求が戦略目標であり、チャレンジャー企業にとってはWTAメカニズムにどう対抗するかが重要だ。攻め手の一つに「マルチホーミング」がある。伝統的経営学ではライバルの顧客を攻めて自分のお客様になってもらう“スイッチ狙い”が主流だったが、利用者は簡単にはスイッチしない。マルチホーミングとは両方使ってもらおうとすることであり、ネットビジネスの場合、チャレンジャーのキー概念となる。
主催
フューチャー イノベーション フォーラム
協力
フューチャーアーキテクト株式会社
お問い合わせ
フューチャー イノベーション フォーラム事務局
TEL:03-5740-5817(祝休日を除く平日10:00~17:00)、FAX:03-5740-5846